普段何気なく食べているものに有害ミネラルが含まれているのをご存知ですか。
また息をしているだけでも有害ミネラルが体内に侵入してくるのをご存知ですか。
どれだけ健康に気を付けていても、運動してもこれらの物質はどんどん体内に蓄積され、避けられない現状があります。
ダイエットをしてもなかなか結果が出ないのは、この有害ミネラルが邪魔をしている可能性があります。
今回の記事では何を食べれば体内に入ってしまうのか、またどうしたら溜まった物を出す事が出来るかを書いてみました。
ミネラルとは
そもそもミネラルって何?なんとなく体に良さそう、サプリ・・・?
なんとなくは分かるけど、詳しくは分からないのが実情ではないでしょうか。
ミネラルは5大栄養素のひとつで、体にとって無くてはならない栄養素です。
ミネラルには2種類あって、体にとって必要な必須ミネラル、体にとって不必要な有害ミネラルがあります。
必須ミネラルは良く聞いたことのあるカルシウムやマグネシウム、鉄や亜鉛などがあり、野菜や海藻類に多く含まれています。
これらは体の中で作る事が出来ないものなので、日常的な摂取が必要になります。なぜかというと、人間の体を動かすエネルギーを作る時に必要だからです。
人間の体を車に例えるとしたら、車を動かすには必ずガソリンが無くては車は動きません。このガソリンを糖質、脂質、タンパク質とします。
ではガソリンだけで車は動くでしょうか。
必ずエンジンをかける鍵が必要だと思います。この鍵の役割がミネラルです。
どのミネラルもバランス良く摂取していないと、エンジンはかかりません。
また、ミネラルはエネルギーを作る他、骨や歯の形成、赤血球の適正な状態を維持したり、心臓の機能維持などとても大切な役割りを担っています。
現代人のミネラル不足
ミネラルは体にとってとても大切だという事をお話ししてきましたが、現代人はどのくらいミネラルが足りているでしょうか。
(出典:厚生労働省 国民栄養調査結果より)
図にもあるように現代の日本人は1日に摂取すべきミネラルの量が男女ともにあきらかに足りていない事が分かります。
では何故このような事が起きているのでしょうか。
野菜中のミネラル減少
40年前と現在の野菜のミネラル含有量をグラフにしたものです。
あきらかにミネラルの量が減っています。
土壌中のミネラル枯れが生じ、農作物のミネラル含量が著しく低下していたり、食品の精製の過程でミネラルが減ってしまうのも原因の一つと言えます。
これではどれだけ野菜を食べても充分なミネラルの摂取は難しいでしょう。
また、体にとって必要なミネラルは、有害ミネラルによってその働きを阻害されてしまいます。
有害ミネラルとは
有害ミネラルとはその名の通り、有害な物質の事です。
例えば水俣病で有名になった水銀や、イタイイタイ病で有名になったカドミウムなどがあります。
必須ミネラルと同じように自然界に存在し、野菜や海藻などから少しずつ体内に蓄積していきます。
下記の図は具体的に何に含まれているか羅列したものです。
水銀・・・大型の魚介類、歯の詰め物(アマルガム)、ワクチン
鉛・・・排気ガス、白髪染め、タバコ、ペンキ、大気汚染、劣化した水道管
ヒ素・・・殺虫剤、残留農薬、井戸水、魚介・海藻類(エビ・ムール貝・カキ・ひじき)、PM2.5
アルミニウム・・・調理器具、アルミ缶、バーキングパウダー、食品包材、ミョウバン
ベリリウム・・・大気汚染、電子機器、土壌
カドミウム・・・石油・石炭の燃焼、排気ガス、タバコ、タイヤの粉塵、カドミウム蓄積の多い土壌の作物(米)
普段何気なく食べているものはありませんか。
息をするだけでも有害ミネラルは蓄積します。
有害ミネラルの特徴
・体内に溜まりやすい
・一度溜まると出にくい
・脳神経への毒性が強い
・肝臓・腎臓への負担
・必須ミネラルの吸収率を下げ、ミネラル代謝が悪くなる
・カラダに溜まると、代謝・血行不良を引き起こす
定期的にファスティングでデトックスしていきましょう!!